海外で運転する際に必要な、国外運転免許証。我が家もハワイへ行く予定があり、旦那が府中の運転免許試験場にて取得しました。申請に必要な書類やハワイでも国際免許証は必要なの?など…今後、取得される方の参考になれば幸いです。
国外運転免許証(国際運転免許証)とは?
海外(ジュネーブ条約に加盟している国)で運転をする際に、加盟国同士がお互いの国で発行された免許証を認め合うことで、その渡航先で運転出来る許可証のことを言います。
ジュネーブ条約には、日本を含め97の国と12の特別行政区が加盟しているので、かなり多くの国で、この国外運転免許証が有効ということになります。
詳しくは、警視庁のHP 国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約締約国一覧)をご覧下さい
なお、正式名称は「国外運転免許証」なのですが、皆さん「国際運転免許証」と呼ぶ方がほとんどだと思うので…以下ひとまず「国際運転免許証」と呼ぶ事にしますw
有効期限は?
国際運転免許証の有効期限は、1年間です。その間、何度でも使用することが可能です。
なお、有効期限は1年となっていますが、日本の運転免許証の有効期限が切れてしまった場合、当然ながら国際運転免許証も効力を失います。残存期間に注意しましょう。
免許停止処分中は発行不可
免許停止処分を受けている方や今後受ける予定の方は、国際運転免許証を取得できません。
国際運転免許申請の際に必要なもの
国際運転免許を申請する際に、以下のものが必要となります。
・写真1枚(縦5センチメートル×横4センチメートル、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの。パスポート用のものより大きいサイズですのでご注意ください。)
・パスポート等渡航を証明する書類
・古い国外運転免許証をお持ちの方は、その国外運転免許証もお持ちください。
警視庁HP 国外運転免許証取得手続(本人による申請)から引用
渡航を証明する書類とありますが、パスポートを持っていけばとりあえず大丈夫です。また、古い国外運転免許証がある方は、きちんと返納しましょう。
その他に、国際運転免許を発行する際の手数料2,350円(東京都の場合)が必要となります。
地味に変なサイズの国際運転免許証用写真
国際運転免許証を発行する際に必要な証明写真。そのサイズ(5cm×4cm)が意外と厄介で…。街中にある証明写真の機械では対応していない事が多いのか、私達は見つけられませんでした。。
自力で作成することも考えたのですが…ググってみるとコンビニ証明写真ピクチャンというサイトを発見!そちらのサイトを今回は使用してみました。
特にアプリをダウンロードする訳でもなく…web上で簡単に好きなサイズの証明写真を作成でき、あとはコンビニでプリントアウトするだけ。1枚200円でとても手軽に作れ、かなり便利なサイトでした。
安い上に「ここに無いサイズってないんじゃないの!?」と思うほど豊富なサイズ展開なので、ちょっとマニアックなサイズの証明写真が必要な方は、一度ここを覗いてみるといいかもしれません。
国際運転免許証を発行できる場所は?
国際運転免許証は、以下の限られた場所でしか取得出来ません。
運転免許試験場
府中運転免許試験場、鮫洲運転免許試験場、江東運転免許試験場
平日:午前8時30分〜午後4時30分まで
日曜日:午前8時30分〜午後4時30分まで(午前11時30分〜午後1時までを除く)
土曜日、祝日、休日、年末年始(12月29日〜1月3日)はお休みです。
運転免許更新センター
神田運転免許更新センター、新宿運転免許更新センター
平日:午前8時30分〜午後4時30分まで
土日、祝日、休日、年末年始(12月29日〜1月3日)はお休みです。
指定警察署
世田谷警察署、板橋警察署、立川警察署
平日:午前8時30分〜午後4時30分まで(午前11時30分〜午後1時までを除く)
土日、祝日、休日、年末年始(12月29日〜1月3日)はお休みです。
我が家は立川に住んでいるため、立川警察署が1番近かったのですが…なんせ週末は業務がやっていません。。なので今回は、府中運転免許試験場にて取得しました。「平日は仕事があって行けない!」という方は、日曜日に運転免許試験場まで出向く必要があります。
ハワイでも日本の運転免許証で運転可能?
さて、私たち家族は秋にハワイへ行く予定があり、このほど国際運転免許証をとりました。
「あれ?ハワイって日本の運転免許証だけでもいいのでは…?」と思われた方、正解です!
アメリカ・ハワイ州では、日本の運転免許証での運転を入国後1年以内に限り認めており、国際免許証がなくとも運転可能です。
ただ…日本の免許証って名前も漢字表記だったり、西暦でなく元号が使用されていたりと、現地・英語圏の方が見ても全く分からず…。。
一度、私はハワイで捕まったこと(泣)があるのですが、その時の警察官は「こんな漢字だらけのカード、見てもわかんな〜い」という感じで、すぐ免許証を返されましたw
警察官によっては、見ても分からない免許証を携帯している場合、無免許運転だと捉えるケースもあるそうです。(日本の免許に関する説明書などはあるそうですが、それを携帯している警察官なんて現地で見た事がありませんw)無免許で捕まってしまうと、説明するのも大変になってきたりと…余計な手間がかかってしまいます。
向こうに住んでいて実感しましたが…トラブルを抱え込まない為にも、ハワイであっても国際免許証を取得してから行く方が安心です。(※在ホノルル日本国総領事館も、国際免許証の取得を推奨しています。)
なお、他にもグアム・サイパンなども日本人観光客が多いため、日本の運転免許証のみで運転は可能です。ただ、先ほどの様に…何かあった時のためにも、きちんと国際免許証を携帯していた方が安全かと思います。
まとめ
国際運転免許証の取得に関しては、書類さえ揃えれば簡単に取れます。ただ、渡航先の国により事情はもちろん様々。日本では当たり前だと思っていることでも、海外へ行くと全然違う…なんてことも多々ありますよね。現地に行ってから「こんなハズじゃなかったのに〜!」とならないよう、滞在先の情報をキチンと調べてから、国際免許証を取るようお勧めします。
また、現在はアメリカのレンタカー会社であれば、運転免許証の翻訳サービスなど提供している会社もあります。レンタカーを借りるのであれば、国際運転免許証の代わりに翻訳サービスを利用するのも手だと思うので、状況に併せて使用してみて下さい。
以上、国際運転免許証の必要書類に関してでした。
海外でも安全運転を心がけて、皆さん楽しいドライブを〜。