大井川鉄道SLに、雨の中を子連れで乗った際のレポートです。果たしてうちの娘(もうすぐ2歳)は、1時間以上もの道中を大人しく乗ってくれたのでしょうか!?GWにSLに乗車し、新金谷駅から千頭駅まで日帰りで行って来た際の記録「SL往路編」です。
平成最後の日・特別仕様のSL
さて、「プラザロコ」にてやっと切符も手に入れ…新金谷駅から千頭駅までのSL旅の始まりです。時間ギリギリだったので、ホームには既にSLが待機しておりました。
朝からバタバタしていて全然気付かなかったのですが…なんとこの日は平成最後の日!SLの先頭に「ありがとう平成」という文字があり「あ、今日で最後だったんだ。平成って…」と、すっかり忘れていた私はその時点で気付きましたw
平成最終日で特別仕様の機関車になっていたためか、乗車する人達はもちろん、NHKのスタッフが新金谷の駅や途中でも待ち受けて撮影していたりと…平成最後のSLは中々の熱狂ぶりでしたw
SL内部の様子は?
さっそく席を探し…SLに乗りこんだ私達。
私達がこの日に乗った機関車は、「かわね路 C11形227号機」です。1942年(昭和17年…戦前!!)あたりに北海道にて製造され、今でも元気に走る看板機関車です。
中を見てみると、壁や椅子の手すりが木目調となっていて温かみのある車両でした。レンズが雨で濡れていて、分かりにくい写真ですが…^^; 天井のレトロな扇風機が、何ともいい味を出してますねw
なお帰りに乗った車両は、壁等が今と同じようなプラスチックの白い内装だったので、新型客車のようでした。乗るのであれば…木目調の旧型客車をお勧めします。こちらの内装の方がよりレトロな感じなので、当時にタイムスリップした様なSL旅の気分を味わえるかもしれません。
車窓からの景色と車中
この日は雨でしたが、車窓からの景色は一応楽しめました。
写真は、全長220mほど高さ11mほどある「塩郷の吊り橋」。人も渡る事が可能だそうで、大井川の対岸に渡る事ができます。
晴れていれば、もっと川の緑がキレイなんでしょうが…。。大雨じゃないだけ、マシってことでw (帰りは何とか雨も上がり、少しはマシなので…車窓の写真は次の【復路編】にてー!)
なお、途中で飽きてしまわないか心配していたウチの子供ですが…心配をよそに大人しくじ〜〜〜っっと外の景色を見ていました。
SLの速度はだいたい時速30kmほどなので、ゆっくり進む景色が見ていて楽しかったのか、ウチの娘には良かったようです。
また、窓を開けて外の景色を見ていたのですが、トンネルに入ると煙が入ってきてしまうので、窓を閉めたり…と、そういった開閉作業も子供には楽しかったようw 途中で飽きたらどうしよう…と思って危惧していたのですが、助かった…^^;
ちなみに、家に帰ってから気付きましたが、本当に機関車で窓を開けていると「すす」で顔が汚れるんですね〜(笑)顔を拭いたタオルが黒くなっていましたw 小さい頃、そういう絵本を読んだ事がありとても印象に残っていて…「おぉ!これが!」と、地味に感動しましたw
また、車内で「駅弁を食べる」というのも旅の醍醐味なので、この日も食べたかったのですが…お昼は千頭駅でランチ予定だったので、駅弁は結局買わなかった私達。
なお、機関車の車内では、冷たい飲み物とお土産用のお菓子くらいしか売っていませんので注意して下さい!駅弁を食べたい方は、必ず乗車前に「プラザロコ」で購入しましょう。
少し小腹が空いたので、前日から鞄に入ったまま(!?)の駿河湾沼津SAで買った「令和あんぱん」(ちゃっかりブームに乗っているw)をおやつに食べたりしていると…気付けばあっという間に終点の千頭駅へ到着!!
新金谷を10:38に発車し、定刻通りの11:52に終点・千頭駅へ着いたので…1時間14分のSL旅はあっという間に終了しました。(どうでもいいですが…「せんず」と聞くとドラゴンボール的なものがどうしても頭に浮かぶのは、私だけじゃないハズw)
乗車前は、意外と長くて飽きちゃうかな…?とも思いましたが…車窓からの景色も楽しめ、最後は「もっと乗っていたい〜!」と思いました。
人生初のSLは、楽しかったです!!
降車後にも機関車を撮ろうと思ったところ、なかなか鉄道ファンの方の勢いがスゴく…(皆さん運転室にかぶりついて撮ってましたw)負けじと頑張って撮った運転室はこんな感じでした。
想像以上に、複雑そうな装置!こんな難しそうな機械を機関士の方が操っているかと思うと…スゴいですね。技術を覚えるのも大変そうだ…。現在、日本でどれだけのSLが運行しているのか分かりませんが、直に見ることができるのは貴重ですね。
なお、平成最後だったからか…ホームにいた別のSLは日章旗を付けていました。
さて、名残惜しくもSLに別れを告げ…。
次は井川線・アプトラインにちょっとだけ乗車します!
続きは、復路編にて〜!