アメリカに住む友人夫婦に赤ちゃんが産まれたため、ちょっとしたプレゼントを送る事になりました。海外へ荷物を送るのって、意外と高いですよね…。でも、できれば保証も付けつつ、なるべく安く送りたい…。
私が送るものは、赤ちゃん用のスタイと靴下なので、軽くて嵩張らない上に小さめのモノです。その場合、小形包装物(2kg以下)の料金設定がある郵便で送った方が、宅急便を利用するより安いとのことでした。なので、どういった方法があるのか、まずは郵便局へ相談へ行ってみました。
国際郵便の種類
国際郵便を送る方法には、EMS(国際スピード郵便)、航空便、SAL便、船便などの手段があります。(手段によっては送れない地域もあります)
場所にもよりますが…値段が高くてもいいから、とにかく早く送りたい人は、EMS。航空便は、1週間程度でSAL便は1〜2週間程度。船便は1〜3ヶ月程度と、送る手段や値段によりスピードが全然違ってきます。
Surface Air Liftedの略で、陸路(Surface)と空(Air)を使用して郵便物を輸送するという意味です。航空輸送ではあるものの、航空機の空きスペースを利用して運ばれるのと、通関の際は航空便より優先度の低い船便扱いとなるため、航空便より時間がかかる事が多いです。ただし、コストは安くなります。
軽いものを送る場合にお得な方法
通常郵便(小形包装物)+書留 (2kgまで)
通常の小形包装物の郵便料金に、書留(配達の記録や郵便物1個につき6,000円を限度とする保証)がつきます。
小形包装物の料金【航空便】(510円)+書留代(410円)=920円となります
※航空便、SAL便、船便が選べるので、選ぶ便により値段に差が出ます。
国際eパケット (90cm/2kgまで)
上記の送り方と同じですが、ネット上でラベルの登録などを自分ですることにより、すこしだけお得に送れる方法です。(自分で印刷をしなくてはいけないので、プリンターが必要になります。)
また「専用パウチ」というラベルを入れる透明な袋も、事前に取り寄せる必要があります。
国際eパケット利用で860円となります
重さにより違いますが、上記の通常郵便より5〜60円ほど割引になります。こちらは、航空便を利用して、相手先の国へ送ります。
また、上記と同じように書留料金が含まれているので、物損などの6,000円までの保証や追跡サービス(一部の国)が付いています。
国際eパケット ライト (90cm/2kgまで)
こちらも自分でラベルを印刷する必要がありますが、さらにお得に送れる方法です。
国際eパケットライト利用で690円となります
こちらは上記と違いSAL便の使用となるので、航空便と比べ時間がかかります。また送れる国が少なめです。
なお、国際eパケット ライトには、物損などの保証は付いておらず、追跡サービスのみとなります。
その他の主な配送方法
国際スピード郵便(EMS) (長さ3m/30kgまで)
スピードと名前に付いているだけあって、とにかく早く着きます。なので、お急ぎの場合はコチラがおすすめです。(といっても、国により郵便の配達速度が違うので、何とも言えない所ではありますが…)
また、EMSで送ると配送記録や2万円までの損害賠償制度が無料で付いています。(2万円以上の場合、追加料金を払えば上限額の引き上げが可能。)
なお、私の荷物240gの場合 (500gまでの料金適用)で2,000円となります。
EMSだと、先ほどの料金と2倍近い差が出ますね。この料金だと、送る中身と大して変わらない額の配送料となってきます…。。
なお、EMSは専用封筒が郵便局でも売っているのですが、それを使用せずに普通の紙袋などでも良いとの事でした。(伝票は、専用のものがあります)
国際小包 30kgまで
国際小包は、航空便、SAL便、船便を選ぶ事ができます。また取扱国や地域が、EMSより多いのが特徴です。
こちらは5kgまでの小包に対し、実損額11,600円の保証がついています。
なお、私の荷物240gの場合 (500gまでの料金適用) 航空便使用で、2,500円となります。
EMSより、こっちの方が何だか高いですね…。
まとめ
郵便局を通して海外へ小さな荷物を送る場合、配達方法の違いはありますが…1,800円ほどの差が出ました。どの方法で送るかによって、だいぶ金額や保証の差が出てきます。
なお、今回調べてみて…国によって送れる重量や大きさ、配達方法がかなり異なることに気がつきました。必ず郵便局HPや窓口にて、送れるかどうかご自身で確かめてから、準備するようにして下さいね。また、重さによる料金の違いは、郵便局HP上の国際郵便料金表をご覧下さい。
ちなみに、私の荷物はというと…考えた末に国際eパケットで送ってみる事にしました。国際eパケットライトと悩んだのですが、念のため少しでも保証がある方を選択してみました。
国際eパケットの送り方は、次回の記事にてご紹介します〜。
ではこの記事が、小さい荷物を海外へ送る予定の方への参考になれば幸いです!