先日、親戚宅のある静岡から東京の自宅へ帰る途中、高速道路でタイヤが急にパンクをし家族でレッカーされました。。。(泣)
2歳の子供が一緒だったこともあり、道路脇で待っているのはとても怖く…また初めてのことだったので、全てが衝撃的な体験でした。日頃の点検とスペアタイヤって、ほんと重要ですね…。。という訳で、せっかくなので(?)その時の体験談です。
あやうく、その日中に帰宅できないことになりそうだったので…この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
中央道を走行中に異音が…
GWのとある日、日中は静岡・大井川鉄道のSL旅を楽しんだ私達。楽しい想い出を胸に、静岡から自宅のある東京へ帰ろうと…夕方の東名自動車道を走っておりました。
相良牧ノ原I.C.から高速に入って15分ほどすると…何だか妙に車が「ガタガタガタガタ」変な揺れ方をしました。よく車のスピードを落とす為に道に施してあるような…あのボコボコ道を走っているような感覚です。
最初に後部座席に乗っている私が、そのことに気付いたのですが…なにぶん呑気な性格なもので…w てっきりあのボコボコ道を走っていると疑わなかった私…。
「ずいぶんこのボコボコ道長いね〜。ここは、スピードが出るからそういう道なのかな〜?」と…今思うと、かなり間抜けな発言をしていた私。。(今思うと…高速の普通車線で、速度落とすような道になんてしないっすよね…w)
その言葉を聞いた旦那は、すぐ何かおかしいと感じたようで、脇に車をよせようとした瞬間…
スッコ〜〜〜ン!!
ヒィ〜!何かが飛んでった!!!という感覚になり…。
その後「ガックンガックン」と、もはや明らかに通常の車ではしない音と振動が…。
それでも、ちょうど車を停めようとしていたのもあり、何とか無事に路肩へ寄せることができました。。
ほんと事故にならなくて良かった…T_T もし他の車を巻き込んでしまったら、大事故になる所だったかも…と考えるとかなり怖かったです。
パンクした後輪のタイヤ
安全を確認後、降りて左後輪のタイヤを見てみると、見るも無惨な姿に。。。
「タイヤって…こんな外れ方や壊れ方する!?」と思わず突っ込まずにはいられない程、がっつりやられています。ホイールからも取れてるし…。
よくよく見てみると、どうやら1カ所に釘がささっている模様。でも釘が刺さささったくらいで、タイヤってこんな風になるもんだっけ…。。
高速の中心からJAFを呼ぶ
幸いにも同乗の父がJAF会員(車も父のですがw)だったため、JAFに助けを求めました。旦那が上手いこと停めてくれたので、数字が書いてある「〜キロポスト」標識の真横に停まった私達。どの地点に自分達がいるのかすぐ分かったので、救援を呼ぶ際もすんなりと説明出来ました。
ちなみにこういった数字が入っている標識は、「キロポスト」と呼ばれているそうです。東名・名神高速道路の場合、東京を起点に「只今〜キロ付近」というのを現しています。なので、上りも下りも同じ数字です。
これは100mおきに設置されているそうなので、これが分からないと…確認のため遥か遠くまで見に行かなくてはなりません。。
今まで「この数字ってなんだろうな〜」と呑気に見ていましたが、自分がトラブルに遭った際に、標識のありがたみが身に沁みました。。
今まで気にかけてなくて、ゴメン!ありがとう「キロポスト」よ!
まずは東名高速道路のパトロールが来てくれた
15分ほどすると、ミニパトのようなランプの付いた車が来てくれました。「おぉ〜もうJAFが来たのかな?」と思ったら、東名高速の見回りをしているNEXCOのパトロール隊員の方でした。
親戚宅から野菜等をしこたま貰ってきてしまったので、トランクが荷物でいっぱいになっており、三角停止表示板をなかなか探し出せなかった私達。。
ちなみに、三角表示板とは↓こういうヤツです。今は、こんなコンパクトなのもあるんですね…
NEXCOの方が代わりに置いてくれ、また交通整理の方が着るような蛍光のベストも、人数分貸してくれました。三角停止表示板は、その後すぐ見つかったのですが…きちんと素早く出せる場所に置いておかないとダメですね。。反省。
パトロールの方曰く「車が追突されてしまう可能性があるので、必ず路肩のガードレール内にいて下さい。」とのこと。ただ、この時は小雨が降っていたので「もし雨が酷くなってしまった場合は、お子さんもいるので…状況に応じて車内にいるようにして下さい」とも言われました。
なお、高速道路上で事故があった場合、付近のパトロールスタッフに管制センターから無線がいき、現場の様子を見に来てくれるようです。また、その後15分くらい経った時も、別の公団(?)スタッフの方が様子を見に来てくれました。
こういった巡回の車が、高速道をパトロールしてくれるのって非常にありがたいですね。。誰かが来てくれた…と思うだけで、少し安心しました。。
小雨の中、子供を抱っこしつつレッカー車を待つ我ら。。JAFを待っている間にも、子供がぐずったり下に降りたがったりしたので、必死にYoutubeにあった「アンパンマンミュージアムのショー動画」を見せ、なんとか気を逸らせました。アンパンマンって、やっぱりスゴい…笑
ちなみに、こういった事故等で停車中に三角停止表示板を出していなかった場合、警察の方に見つかってしまうと…罰金1・反則金6000円を取られてしまう可能性があるとのこと!うむむ、、危なかった…。。
まぁ、罰金云々もそうですが…大きな事故を防ぐ為にも、車に必ず載せているか確認しましょう。そしてすぐ出せる位置に置きましょう!!!(←自分への戒めw)
1時間ほどして、念願のJAFが登場!
1時間ほどして、ようやくJAFのレッカー車が到着しました。
「よくぞ来てくれた〜!待ってたよ〜〜!!」T_T
レッカー車が来てくれはしましたが…。まだまだ、問題は山積みです。
① スペアタイヤを積んでいなかった(車の燃費を良くする為、今の車はほとんどスペアタイヤを積んでないそうです)
② お店が閉まってしまった(タイヤを購入したいが、オートバックス等のお店は夜の8時に閉まることが多く、開いていない)
③ タイヤのサイズが少し特殊な為、置いているお店が限られている
まずは、ひとまず安全な場所への移動…ということで、最寄りの出口「静岡IC」まで運んでもらいました。高速の出口を出ると、ようやく少しホッとしたのを覚えています。
路肩に停めてもらい、この後どうするかをロードサービスのスタッフと協議。今の車って…燃費を良くする為に、スペアタイヤを積んでいないのですね!昔はみんな積んでいたようなイメージがあったので、「無い」という事実にビックリしました。
なお、時間はこのとき8時過ぎ…。。「静岡IC」付近のセルフでないガソリンスタンドなどにも電話を掛けてみましたが、全然出ません。。JAFのスタッフの方も色々な箇所に掛けてくれたり、問い合わせをしてくれました。
こうなったら「もうこの付近に泊まって、明日の朝一で帰るしかないかな…」とも覚悟を決めた時…
JAFの方へ掛かってきた電話で「清水I.C」付近の24hガソリンスタンドに、同サイズのタイヤが1本だけあることが判明!どうやらここは、長距離トラックや自衛隊の方も御用達(?)という、駆け込み寺的なガソリンスタンドのようです。
ただ…「ル・マン」のタイヤなのでお高いとのこと。タイヤ代と工賃含めて4万円…。タイヤ1本、高っ!
まぁ、背に腹は代えられないので…お願いすることにしました。
なお、JAFは15kmまでレッカーは無料なのですが、それ以上となると差額が発生します。超過分は1km毎に720円。清水のそのお店まで行くとなると、その超過分も発生することになります。
ガソリンスタンドにてタイヤ交換
レッカー移動で現場に着くと、スタッフの方が待っていてくれ、作業が始まりました。作業自体は1時間ほどで終了。
ただ、スタッフの方も「ココまでのパンクは中々すごいですね…」とのことだったので、結構ヒドイかったようです。
剥がしたタイヤ
がっつり釘が!!
剥がすのが大変だったりしたからか、作業費が結局4万6千円くらいまで上がり…。やむを得ない状況なので、少し足元を見られているのかな〜という感じもしましたが、ココが開いていなかったら大変なことになったので、やはり感謝感謝ですw
というか、こんな事ならスペアタイヤを積んでおけば良かった…。。
私の様に、積んでいるかもどうか分からない…という人も多くいると思うので、自分の車を一度確認してみることをおススメします。ただ、スペアタイヤ自体も…何年も載せたままにしておくと空気が抜けてしまうそうなので、要注意です。
その後は新しいタイヤで、無事に東京まで帰ることが出来ました。は〜〜〜。良かった良かった…。家に帰って、どっと疲れが出ましたw
まとめ
今回タイヤのパンクにより掛かった総額は、レッカーの超過分も含め、約5万円ほどでした。。1つの釘で、あれだけの被害が出てしまうとは、なんとも恐ろしい。。。
JAFの方に聞いた所、高速の道路上には意外と釘が落ちていることが多いそうです…。というか、そんな怖いもん落とさんでくれ〜〜(泣)
今回のことで、普段は気付きにくいロードサービスのありがたみを実感しました。。もし入っていない方は、万一のためにもあったほうがいいかと思います。
JAF以外でも…ロードサービスを提供している保険会社は各種あるようなので、金額などを比較してみると良いかもしれません。
「インズウェブ」サイトより引用
SBIホールディングスがやっている「インズウェブ」という自動車保険の比較サイトだと、20社以上の見積もりがその場で確認できるそうです。今は、ネットですぐに比較できて、ほんと便利ですね…。
なお、今回の件を後から調べてみると…パンクというよりは、タイヤが壊滅的な損傷を受ける「バースト」という現象だった可能性が高いことが分かりました。釘を踏んだことがもちろん原因ですが、空気圧が元々少し低かったのかもしれません。
ちなみに、5ヶ月前の定期検診では何も問題が無かったのですが、タイヤの空気圧は、1月に1度くらいの頻度でチェックした方が良いそうです。
ガソリンスタンドなどでも、空気圧のチェックは可能のようなので、行った際は見てもらうと良いかもしれません。ただ、今はセルフのスタンドが多いので、なかなか見てもらう機会は少ないですけどね…。。
というわけで、色々怖かったですが…高速でタイヤが破裂しても何とか無事に帰ってこれたお話でした。。皆さんもいざという時のために、備えをきちんと確認してみてくださいね!