先週、ハワイに住んでいる友人から、とあるメールが来ました…。「どうやらスポルディングハウス、売却されちゃうらしいよ…」とのこと。。
なんてこったい!あんな素敵な美術館なのに!! T_T 一緒に働いたことのあるスタッフもそちらの美術館にいるため…気になったのでハワイのローカル紙「Star Advertiser」の”スポルディングハウス Spalding House”に関する記事を読んでみました。
先日発表された”スポルディングハウス Spalding House”に関する記事
私の拙い英語力ですが…Star Advertiserに掲載されていた内容は、ざっくりとこんな感じでした。
ホノルル美術館は、マキキハイツにあるスポルディングハウスの物件を売却することを決めました。
美術館のディレクターであるMark Burakさんによると、「これはとても難しい決断でしたが、長い時間をかけて、また様々な視点を考慮した上で、このような決断をしました。2つの分かれた場所にある大きな美術館を運営していくことは、限られたリソースの中、私達の望むようなサービスやプログラムの提供がとても難しかった」とのこと。
なお、このスポルディングハウスを売却するという決定は、理事会から権限を委託された特別委員会により満場一致で決定され、売却することにより得た利益を維持することで盤石なる足場を築き、私達の使命を果たしていきます。
Star Advertiserより引用
と大まかにこのような感じでした。本来はもっと長い記事なのですが、だいぶ端折っているのと、ほんとざっくりな訳なので…細かい所の相違があっても、ぜひ目をつぶってください…笑
なお、スポルディングハウスの従業員に関しては、ホノルル美術館やアートスクール(美術館のお向かいの建物)で働く予定だそうです。
ということで、ひとまず同僚については、ほっ。
また、スポルディングハウスにあった現代美術作品に関しては、ローテーションにてホノルル美術館やアートスクールにて飾られる予定。
ただ、あのお屋敷の雰囲気とマッチしていた作品も多々あったので、飾る場所が変わってしまうとどうなんでしょうね…。あと、かなり大きな作品とかあったはずなので、そういったのはどこにいくんでしょう…美術館やアートスクールの前があいていた気もするので、その辺に飾るのかなぁ。
美術館としては、いつまで?
肝心な美術館としての期限ですが、今年いっぱいで終了(2019年12月末)だそうです。
[※追記]
残念ながら…2019年12月16日をもって、spalding houseは休業に入ってしまいました。。T_Tひとまず「休業」という形のようなので、近々復活するかもしれないですね。その時を切に願って…
あと半年もない…。話し合いを重ねてたとはいえ、なかなか急な感じですね。また、お別れ会のようなものが、秋に開催される予定だそうです。
ちょうど秋にハワイを訪れる予定なので、最後に一目見て帰りたいですが…大人数の家族旅行なのでそんな時間が取れるかどうか…。。今の所ちょっと難しそうです。。うぅ。T_T
なお、ローカルの方も最後に見ておこうと、続々と別れを惜しむようにスポルディングハウスへ足を運んでいるようです。欲を言えば、もっと早めに運んで欲しかった…笑
まとめ
ということで、スポルディングハウスが売却されてしまうというお話でした。(←悲しい…w)
そもそも「スポルディングハウス Spalding House」は、美術館の創設者であるAnna Rice Cookeさんのご家族から遺産として、受け継いだもの。以前も売却された経緯はあったようなのですが、ご家族の方は貴重な建物や美術品を保護していって欲しくて、託した気がしてなりません。
でも、そんな…ハワイの文化的にも貴重なあのお屋敷を、売ってしまっていいのだろうか…。。
もちろん、あんな大きな施設を運営するにも、維持費は確かに大変だと思います。(ハワイの電気代や人件費も安くないですしね…)また、美術館も非営利団体に近いような感じなので、スタッフの多くはボランティアだったりもしますw
なので、管理が大変なのは重々承知なのですが、なんとか維持して欲しかった…。。というところが、正直な感想でした。
まぁ、短期間いただけのスタッフには、美術館の運営に関しては分かりませんが…笑。とりあえず、次の買い手の方が適切な使い方&保護していってくれるのを願うばかりです。
それにしてもあんな大きなお屋敷、誰が買えるんだろう…。売値が地味に気になったので、判明したら追記します。笑
閉館しちゃう前の貴重な期間!ハワイに行かれる方は…ぜひスポルディングハウスへ行ってみて下さいね!