皆さんはハワイのルールをご存知ですか?アメリカでは、それぞれの州で独自の法律があるため、オアフを含めたハワイの島々には、ハワイ州で定めた、もしくは島毎のルールが存在します。
国によってもちろん法律は違いますが、日本では罰則とならない交通ルールでも、ハワイでは罰金の対象になることもー。せっかくの楽しい旅行で、罰金を支払ったりするなんて絶対イヤですよね!
今回は、そんなハワイで知っておかないと損する交通ルールについて、代表的なものをご紹介します。
交通ルール 歩行者・自転車編
旅行者が1番しがちな…jaywalk(ジェイウォーク)
日本からの旅行者が、1番気をつけなくてはいけない「jaywalk」です。初めて聞いたとき、私は真っ先にバンド?って思いましたが…(笑)恐らく若い人は知らないと思うので、この話題は世代がばれますねw
「jaywalk」とは「交通規則などを無視して道路を横断する」という意味です。昔のアメリカでは、田舎から出て来た人を「jay」と呼んでいて、そういった人が都会に出て来た際に、あまり交通ルールを知らず、横断歩道のない所を渡ってしまうことが由来と言われています。
そんな、車道を横切って渡ってしまう行為。もちろん交通ルールは守らなくてはなりませんが、日本だと急いでいる人が多い為か…良く見かけますよね。
でも、気をつけて下さい!
ハワイでは、そういった行為は「jaywalk」と言われ、罰金の対象です。
もしハワイで…何気無しに横断歩道の無い所を渡ってしまい捕まると…
罰金130ドルです!
1ドル110円で計算したとして…日本円にして14,300円!!
お土産代が軽く吹っ飛びます。
以前ハワイに住んでいた際に、当時の友人がドン・キホーテ付近でjaywalkで捕まり、罰金$130を支払っていました。(あの近辺は結構警官がいるのか…捕まっている人が多いです。)また、ワイキキでもたまに捕まっている方を見かけたりするので、気をつけましょう。
また、信号が点滅した後や赤信号で横断歩道を渡った場合も、罰金130ドルを取られる事がありますので、そちらも気をつけましょう。
なお、2018年の10月からハワイでも交通違反の取締強化が行われ、今まで以上に旅行者でも容赦なく罰金が科せられるようになりましたのでご注意ください。
横断歩道での歩きスマホ
横断歩道でついスマホを見ながら渡ってしまう行為も、何気無しにやってしまうのではないでしょうか?横断歩道での電子機器を見ながらの横断は禁止です(電子機器なので、ゲーム機やipad、ビデオなども対象に入ります)
ハワイでも、ポケモンのゲームが流行った際に、スマホを見ながら歩く人が多く事故が多発したからか、こちらも罰金が取られるようになりました。もちろん危ないので、歩きスマホは禁止ですが、以前は特に罰金などはありませんでした。2017年10月25日に施行された、比較的新しいルールです。
罰金額は15ドル〜99ドル
※回を重ねると罰金額が上がっていきます。初回は15~35ドル、1年以内に再犯した場合は35~75ドル、初回から1年以内に3回目の違反を犯した場合は75~99ドル。
自転車を使用する際は、車道を通行しましょう
最近はバイクシェアリングbikiの登場で、旅行客の方でも自転車を気軽に利用出来るようになりました。
日本でも自転車は車道通行が基本ですが、ハワイでも同様。基本的には車道を走行しましょう。特にワイキキやダウンタウンエリアでは、自転車で歩道を通行することは禁止されていますので、歩道に上がりたい時は自転車から降りましょう。
ただ、基本的には…ということなので、ワイキキやダウンタウンエリア以外では、歩道を走っても大丈夫な所はあります。
ワイキキエリアだと、アラワイ運河沿いのアラワイブルーバードに、バイクレーン(自転車専用道路)があります。自転車は車両とみなされるので、バイクレーンを走っていたとしても、車の進行方向と同じ方向に進まなくては行けません。
私は以前、そのバイクレーンを間違えて逆走したことがあるのですが…。。その際、すれ違いざまの自転車レースに参戦してそうなおっちゃんに「wrong way!!」とめっちゃ怒鳴られました。怖かったです。。あまりルールを分かってなかった、自分がもちろん悪いのですが(笑)
そんな、見知らぬ方に怒られない為にも、行く前に自転車のルールを確認してから乗ることをおススメします。OAHU BIKE MAP は英語サイトですが、pdfの右側にイラストが載っているので少し分かりやすいかもしれません。乗る予定のある方は参考にしてみて下さい!
自転車の駐輪スペース
自転車は、きちんと駐車スペースに停めましょう。
自転車の形をした上記写真のようなものなど、ハワイでは駐輪用のオブジェが島内の至る所にあります。
私がハワイへ住みはじめた当初は、「自転車のオブジェがずいぶん沢山あって、何だかオシャレな街だな〜」と、しばらくこれらを芸術作品だと思っていました(笑)自転車の駐輪スペースだと気付いたのは、その後しばらくしてからです…。
なお、オアフ島では残念なことに自転車の盗難がとても多く…ローカルの人はこういった駐輪スペースにぐるぐると頑丈なロックを付けて停めます。(鍵だけだと、すぐ壊されて持って行かれる可能性があるため)
また、サドルや車輪のみも盗まれますのでご注意ください。私の友人は、ホノルル美術館の前に駐輪していて、2回ほどサドルを盗まれました…。。サドルの無い自転車ほど悲しいものはないですよね…。。といってもサドル泥棒って、なかなか防ぎようはないのですが…。新しい or オシャレな自転車だと目をつけられ易いようです。
なお、駐輪スペース以外に停めると無断駐車となり、そちらも違反を取られる可能性があります。必ずこういった駐輪スペースを利用しましょう。
交通ルール 車編
最近は、レンタカーを借りて、自分たちの運転で移動する方も多いのではないでしょうか?そんな車のルールも、ハワイと日本では少し違いますので注意が必要です。
シートベルトは全席着用
ハワイでは、シートベルトの未着用は全席において罰金の対象となります。
罰金は、102ドル(オアフ、マウイ、ハワイ島)もしくは112ドル(カウアイ島)
ちなみに、私はワイキキのど真ん中でシートベルト未着用で捕まり、後日罰金を払いました。。。。(泣)
実際は助手席でシートベルトを着用していたのですが、その時はちょっとベルトが苦しかったので、肩からでなくお腹にだけかかるように着用していました(←シートベルトの意味ナイw)。その説明を捕まった際にするも、あとの祭り…。。
警察の人に「嘆願書を書いてみたら罰金は免れるかも」と言われ、一生懸命書いて(私は英語があまりできないので、もちろん旦那がですw)送ってみたのですが、全くもってダメでした。。
日々の生活がカツカツだったので、この100ドルは痛かった〜。。(泣)
ま、ルールを守っていなかった自分がいけないのですがw
それ以降、シートベルトは肩からちゃんとするようになりました!え?当たり前?
というわけで、旅行者が多く集まるワイキキ中心部も、かなり警察の方が多いので気をつけましょう!
横断歩道では歩行者が優先
ハワイでは、歩行者優先のルールが徹底しています。
歩行者が横断歩道を渡ろうとしていたら止まるのはもちろん、「半分以上渡り切るまで、車は止まっていなくてはいけない」というルールがあります。
罰金額は150~1,000ドルと…再犯かどうかなどの状況により、高額な支払いとなります。
ちなみに以前、ハワイから日本へ一時帰国した際に…信号のない横断歩道を渡ろうと待っていると、あまりに車が止まってくれなくて愕然とした覚えがあります。(日本も歩行者が優先だと思うんですけど、あまり歩行者に優しくないですよね。)
その点では、ハワイに行くとキチンと車が譲ってくれるので、日本との違いに驚くかもしれませんw
チャイルドシートも必須
4才以下の子供は、チャイルドセーフティーシート。4才から7才以下の子は、チャイルドセーフティーシート、もしくはブースターシートに座ることが義務づけられています。
7才くらいになると「子供が大きいから、チャイルドシートはもういっか〜」という方も多いかも知れませんが、ハワイはかなりチャイルドシートに関して厳しいです!
※ただし、4 feet 9 inches tall (約145cm)もしくは40 lbs (約18kg)以上あるお子さんは、免除されます。
子供を乗せて運転する予定の方は、きちんと用意するようにしましょう。
なお、違反した際の罰金額は100ドル〜500ドルです。(+4時間の講習)
ハワイでレンタカーをする際は、基本的にはレンタカー会社でチャイルドシートを用意してくれます。小さいお子さん連れの方は、必ずお願いするようにしましょう。
なお、8歳未満の子供を助手席に乗せることもできません。後部座席に座らせましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ちょっとしたルールなのですが、知っているのと知らないのでは大違いの…ハワイの交通ルールでした。
ハワイでのルールを事前に知っておくことで、ハワイ旅行がより楽しめるものになりますよね。うっかりやってしまいそうな交通ルールばかりなので、ルールを知らずに捕まってしまったら…と考えると、かなり怖いです。。
それでは、皆さんのハワイでの滞在が素敵なものとなりますように…。
くれぐれも、私のように捕まらないようご注意ください!笑